しろちゃのプログラミング日記

プログラミング初心者が勉強したことを書き留めるブログ

Anacondaの使い方!基本操作を紹介します(仮想環境編)

はじめに

この記事では、Anacondaの基本の使い方を紹介していきます

なお、使用するのはWindowsとなります

Anacondaのコマンド一覧はこの記事にあるので、ご参照ください!

ai-shirocha.hatenablog.com


Anacondaの起動

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何をするにも、まずは起動です


「Anaconda3」というフォルダの中の

Anaconda Prompt」ファイルを探して起動してください


Macのことは良くわかりませんが

Windowsならスタートボタン(左下の四角四つ)をクリックすると

「A」の欄に「Anaconda3」フォルダがあるはずです

右の▽を押すとファイルが表示されますので、

「Anaconda Prompt」をクリックしましょう


すると、真っ黒の画面が現れます

(base) C¥Users¥ユーザ名>

という感じのものが現れるはずです


これは、

Windows:(C)ドライブの「ユーザー」フォルダ「ユーザ名」フォルダ

という意味です

Anacondaを別の場所に保存している場合は表示が変わります


これで起動が終了しました


Anacondaの基本操作

毎回書くのはめんどくさいので、「C:¥Users¥ユーザ名>」の略として

「C: 」とします

これは画面に現れるのをそのまま書いているだけなので、

入力する必要はありません


なお、特に記載のない場合文字はすべて半角英数とします

仮想環境編

環境一覧の表示

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素敵なリストですね!

黒い画面に下記のように入力し、Enterを押してください

(base) C: conda info -e

記号は以下の通りです

>|conda半角スペースinfo半角スペース半角ハイフンe

ハイフンの入力は半角英数入力で「ほ」のキーを押してください


すると画面は

(base) C: conda info -e
# conda environments:
#
base                     *  C:¥Users¥ユーザ名¥Anaconda3

(base) C:

となるはずです

ならなかった場合はスペルミスなどがないか探してみてください


環境の一覧と自分のいる環境を表示してくれています

「*(アスタリスク)」があるのが現在の環境ということですね


これで環境の一覧の表示が完了しました



すでに環境を構築している方は、

「base」の下に環境名が並んでいるはずです

並んでいない場合、環境の構築は失敗しています


仮想環境の構築

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芸術的な環境!

環境の一覧も確認できたところで、

仮想環境の構築をしていきましょう

下記のように入力してください

C: conda create -n 仮想環境の名前 Python=バージョン

指定した「仮想環境の名前」の環境に、

「バージョン」のPythonがインストールされます


何の名前を付けるかでとても悩んでしまう方は、

とりあえず「py37」とつけ

バージョン「3.7」をインストールしておきましょう

気に入らなかったら消せばいいんです


色々出てきてひぇぇとなるかもしれませんが落ち着いて

Proceed([y]/n)?y

上記のようになるよう、「y」と入力しEnterしてください

(y/n)は、「Yes or No」という意味です

つまり、この時「n」と入力した場合

処理は中断されます


これで環境の構築が完了しました


先ほどの環境の一覧で確認すると、

(base) C: conda info -e
# conda environments:
#
base                     *  C:¥Users¥ユーザ名¥Anaconda3
環境名       C:¥Users¥ユーザ名¥Anaconda3¥envs¥環境名

となっています

なっていない場合、構築は失敗しています


環境の有効化

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スイッチオン!

要するに、環境を移動する方法です

せっかく作ったので、先の環境に移動します


下記のように入力してください

(Base)C: activate 環境名

するとこのように出力されます

(環境名)C:¥Users¥ユーザ名>

カッコ内の環境に移動することができました


これで環境の有効化が完了しました


環境の無効化

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エスケープ!!

続いて、仮想環境から脱出する方法です

(環境名)C: conda deactivate

上記のように入力してください

カッコ内が(Base)となったら脱出成功です

上手くいかなかったら、コマンドの「conda」なしでやってみてください

どちらかでは上手くいくはずです


これで仮想環境の無効化が完了しました


仮想環境のコピー

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複製!複製!複製!

どうにも名前が気に入らないという時などに重宝します

Anacondaでは、仮想環境の名前の変更は

コピー → 旧環境削除

となるためです


それでは環境のクローン作製!いってみよー

(Base) C: conda create -n 新名前 --clone 旧名前

上記のように入力してください

「新名前」で「旧名前」の環境のコピーが作成されます

ルーレットみたいになってウンともスンとも言わなくなったらEnterを押してください

おそらく解決します

そうでなければ諦めてください←


もし上手くいったなら、環境の一覧を参照すると

新しい環境が追加されているはずです


これで仮想環境のコピーが完了しました

仮想環境削除

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いらないものは処分です!

気に入らない必要ない仮想環境はPCの容量を圧迫します

さっさと消し去ってしまいましょう

下記のように入力してください

(Base) C: conda remove -n 環境名 --all

(中略)

Poceed([y]/n)?y

消し去ってしまったら、リストを確認してみましょう

消えていたら成功です


以上で仮想環境の削除が完了しました

さいごに

今回は、仮想環境に関わるAnacondaの基本操作を紹介しました

動作しないなど、記事内容に問題がある場合はご報告いただければ幸いです

その他の基本操作は別記事で紹介しようと思います