Anacondaの使い方!基本操作を紹介します(仮想環境編)
Anacondaの起動
何をするにも、まずは起動です
「Anaconda3」というフォルダの中の
「Anaconda Prompt」ファイルを探して起動してください
Macのことは良くわかりませんが
Windowsならスタートボタン(左下の四角四つ)をクリックすると
「A」の欄に「Anaconda3」フォルダがあるはずです
右の▽を押すとファイルが表示されますので、
「Anaconda Prompt」をクリックしましょう
すると、真っ黒の画面が現れます
(base) C¥Users¥ユーザ名>
という感じのものが現れるはずです
これは、
Windows:(C)ドライブの「ユーザー」フォルダ「ユーザ名」フォルダ
という意味です
Anacondaを別の場所に保存している場合は表示が変わります
これで起動が終了しました
Anacondaの基本操作
毎回書くのはめんどくさいので、「C:¥Users¥ユーザ名>」の略として
「C: 」とします
これは画面に現れるのをそのまま書いているだけなので、
入力する必要はありません
なお、特に記載のない場合文字はすべて半角英数とします
仮想環境編
環境一覧の表示
黒い画面に下記のように入力し、Enterを押してください
(base) C: conda info -e
記号は以下の通りです
>|conda半角スペースinfo半角スペース半角ハイフンe
ハイフンの入力は半角英数入力で「ほ」のキーを押してください
すると画面は
(base) C: conda info -e # conda environments: # base * C:¥Users¥ユーザ名¥Anaconda3 (base) C:
となるはずです
ならなかった場合はスペルミスなどがないか探してみてください
環境の一覧と自分のいる環境を表示してくれています
「*(アスタリスク)」があるのが現在の環境ということですね
これで環境の一覧の表示が完了しました
すでに環境を構築している方は、
「base」の下に環境名が並んでいるはずです
並んでいない場合、環境の構築は失敗しています
仮想環境の構築
環境の一覧も確認できたところで、
仮想環境の構築をしていきましょう
下記のように入力してください
C: conda create -n 仮想環境の名前 Python=バージョン
指定した「仮想環境の名前」の環境に、
「バージョン」のPythonがインストールされます
何の名前を付けるかでとても悩んでしまう方は、
とりあえず「py37」とつけ
バージョン「3.7」をインストールしておきましょう
気に入らなかったら消せばいいんです
色々出てきてひぇぇとなるかもしれませんが落ち着いて
Proceed([y]/n)?y
上記のようになるよう、「y」と入力しEnterしてください
(y/n)は、「Yes or No」という意味です
つまり、この時「n」と入力した場合
処理は中断されます
これで環境の構築が完了しました
先ほどの環境の一覧で確認すると、
(base) C: conda info -e # conda environments: # base * C:¥Users¥ユーザ名¥Anaconda3 環境名 C:¥Users¥ユーザ名¥Anaconda3¥envs¥環境名
となっています
なっていない場合、構築は失敗しています
環境の有効化
要するに、環境を移動する方法です
せっかく作ったので、先の環境に移動します
下記のように入力してください
(Base)C: activate 環境名
するとこのように出力されます
(環境名)C:¥Users¥ユーザ名>
カッコ内の環境に移動することができました
これで環境の有効化が完了しました
環境の無効化
続いて、仮想環境から脱出する方法です
(環境名)C: conda deactivate
上記のように入力してください
カッコ内が(Base)となったら脱出成功です
上手くいかなかったら、コマンドの「conda」なしでやってみてください
どちらかでは上手くいくはずです
これで仮想環境の無効化が完了しました
仮想環境のコピー
どうにも名前が気に入らないという時などに重宝します
Anacondaでは、仮想環境の名前の変更は
コピー → 旧環境削除
となるためです
それでは環境のクローン作製!いってみよー
(Base) C: conda create -n 新名前 --clone 旧名前
上記のように入力してください
「新名前」で「旧名前」の環境のコピーが作成されます
ルーレットみたいになってウンともスンとも言わなくなったらEnterを押してください
おそらく解決します
そうでなければ諦めてください←
もし上手くいったなら、環境の一覧を参照すると
新しい環境が追加されているはずです
これで仮想環境のコピーが完了しました
仮想環境削除
気に入らない必要ない仮想環境はPCの容量を圧迫します
さっさと消し去ってしまいましょう
下記のように入力してください
(Base) C: conda remove -n 環境名 --all (中略) Poceed([y]/n)?y
消し去ってしまったら、リストを確認してみましょう
消えていたら成功です
以上で仮想環境の削除が完了しました
さいごに
今回は、仮想環境に関わるAnacondaの基本操作を紹介しました
動作しないなど、記事内容に問題がある場合はご報告いただければ幸いです
その他の基本操作は別記事で紹介しようと思います